3課で習った場所や値段などを質問する表現を定着させるための練習をします。練習は、1人が客となって質問し、もう1人が店員となってそれに答えます。このような役割を演じる練習をロールプレーと言います。
学習者をペアに分け、モデル会話に当てはめながら、練習を繰り返させます。ペアは実力の近い人同士で組ませた方が良いです。ここでは流れを覚えることが重要なので、上手な学習者には多少自由に会話させるのも良いと思います。
【 モデル会話の例 】
てんいん:いらっしゃいませ。
おきゃく:すみません。ワインうりばは どこですか。
てんいん:ワインうりばは ちか1かいです。
おきゃく:ちか1かいですね。どうも。
:
(ワインうりば)
てんいん:いらっしゃいませ。
おきゃく:ええと、これは フランスの ワインですか。
てんいん:いいえ、オーストラリアの ワインです。
おきゃく:いくらですか。
てんいん:__えんです。
おきゃく:フランスの ワインは。
てんいん:これは フランスの ワインです。
おきゃく:いくらですか。
てんいん:__えんです。
おきゃく:じゃ、フランスの ワインを ください。
てんいん:ありがとう ございました。
:じゃ、__えん おねがいします。
おきゃく:はい、どうぞ。
てんいん:ありがとうございました。
:また おこしくださいませ。
机を並び替えて、教室に案内や売り場を作ります。
※ ○客、●店員、□机
机の上には「__かい」と書いた紙と商品を並べておきます。商品は実物でもイラストでも構いません。値段は教師が決めておいても、店員役に決めさせても構いません。
ステップ2のような配置でロールプレーを開始します。
お客役の学習者は、まず案内で売り場を尋ね、各売り場へ向かいます。 売り場で買い物を終えた人は、また案内へ戻り、別の売り場を尋ねます。 これらを何度か繰り返したところで、お客役と店員役を交代させます。
もちろん、実際に商品を持っていく必要も、お金を払う必要もありません。全部買ったふりです。