風景や状況を、それを見ていない人にも伝わるように説明する練習をします。
比喩が使えると表現力が増すので、理解度の高いクラスだったら、簡単に紹介しても良いと思います。
[名詞]のような[名詞] 例:鳥のような声
[名詞]のように[動詞/形容詞] 例:雪のように冷たい
特別に必要な文型というのはないのですが、どんな練習をするのか分かるように、例を示すと良いです。学習者に答えさせても良いです。
教師:(韓国人の学習者に)ソラク山はきれいな山ですか。
学生:はい、とてもきれいです。
教師:聞いている人が景色をイメージできるように、詳しく話してください。
学習者をペアに分けて、練習します。学習者が感動した内容の方が、良い描写ができると思います。
【 練習問題の例 】
・いままでに みた けしきの なかで
いちばん きれいだった けしきを おしえてください。
・すきな えいがの ワンシーンを おしえてください。
ロールプレイによる練習も良いです。ただし、ロールプレイが何なのかを知らない学習者も多いはずなので、教師が学習者の1人を使って、例を示す必要があります。ハンドアウトに下のような例を書いておくのも良いです。
A:もしもし、けいさつですか。
へやに どろぼうに はいられました。
B:いま へやの なかは どうなっていますか。
くわしく はなしてください。
A:ひきだしや おしいれの なかに いれておいた ものが
ゆかに おちています。
:ほんだなの ほんも したに おちています。
:それから、まどが あいています。ガラスが われています。
:あ、さいふが ありません。とけいも ありません。
:ぜんぶ ゆかに おちているので、なにが ないのか
よく わかりません。
B:わかりました。じゃ、けいさつが つくまで
そのままにしておいてください。
【 練習問題の例 】
・へやに どろぼうに はいられました。
けいさつに でんわして、なにが おきたか せつめいしてください。
・じどうしゃの じこが おきました。
けいさつに でんわして、なにが おきたか せつめいしてください。