日本語教師の教案

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応用練習「道案内」

概要

道案内のタスクを練習します。難しい文法は必要ないのですが、相手に分かりやすく説明するには、多少練習が必要です。

ステップ1 道案内のポイントを理解する

まずは、道案内に必要な文型を確認します。23課の文型なので、十分定着しているはずです。

 例:まっすぐ いく、みぎがわに ぎんこうが あります
 例:まっすぐ いっ、2つめの しんごうを みぎに まがる
   ひだりに ぎんこうが あります

「〜て、〜て、〜て、〜」のような長々とした説明や、「8つめの交差点」のような多く数えさせる説明は、聞き手にとって分かりづらいです。そのような場合は、目印で文を分割すると良いです。

 例:まっすぐ 20ぷんくらい あるくと、
   みぎがわに たかい ビルが みえます。
   その ビルの つぎの こうさてんを みぎに まがると、
   ぎんこうが あります。

これまでに習った単語だけでは、道案内には不十分です。「つきあたり」「Tじろ」「てまえ」などの単語も、図などで説明すると良いです。

 例:まっすぐ いって、つきあたりを ひだりに まがると、
   はしが みえます。
   その はしの てまえに ぎんこうが あります。
 例:まっすぐ 1キロくらい いくと、
   ひだりに やまだスーパーという みせが
   あります。その みせの まえを とおって、
   Tじろを ひだりに まがると、ぎんこうが あります。
 例:ここから えきの ほうへ いくと、デパートが あります。
   その デパートの むかいがわに ぎんこうが あります。

ステップ2 略図を使って練習する

道路や建物を描いた略図を2枚用意し、それぞれに別々の目的地をいくつか書き加えます。これをペアで用いることで、インフォメーションギャップの練習ができます。

ただ、小さい略図では簡単な練習しかできないため、ある程度複雑な図を用意しなければなりません。図が描けない人は、実際の地図をコピーし、建物名を書き換えるなどして利用すると良いです。

ステップ3 付近の建物で練習する

日本語の授業を行なっている付近の建物で道案内の練習をします。「公園」や「コンビニ」などはもちろん、「おいしい料理が食べられるお店」のような質問も面白いと思います。

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