学習者が流行語を流行語と知らずに覚えてしまうと、将来「ナウい服装ですね」のような死語を発する恐れがあります。このアンケートは、新語などを社会への浸透度で分類することで、適切な語彙指導を可能とすることを目的としています。日本に住む日本人の方は、是非アンケートにご協力ください。
分類方法
規範語 … 全国の幅広い年代に通じ、新聞や面接などでも使われる言葉
俗語 … 日常会話や特定の社会で広く定着している言葉(方言を含む)
流行語 … 2020年にはほとんど使われていないと思われる一過性の言葉
死語 … 使われなくなった言葉、古臭い印象を受ける言葉
初耳 … ここで初めて知った言葉、知らなかった使われ方
※ これらはカテゴリー名と分類方法です。用語と説明文ではありません。
学習者の中には、スラングを覚えたがる人も多いです。教えてないのに覚えてしまった学生には、「印象が悪くなるので使わない方が良い」とか「流行語なので覚えない方が良い」とか指摘することも必要です。以下は分類別の指導例です。
規範語 … 適切な時期に指導
指導例:「○○もよく使います」
俗語 … 教える時期と使える場面に注意して指導
指導例:「友達と話す時は○○と言ってもいいです」
流行語 … 使う学生には流行語だと指摘、知らない学生には教えない
指導例:「○○は流行語なので覚えても無駄になりますよ」
死語 … 教える必要はない
指導例:「もう○○と言う人はほとんどいません」
初耳 … 教える必要はない