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みんなの日本語の文型と教案 > 追加文型
みんなの日本語追加文型
〈文例〉
・お茶かコーヒーをください。
・お茶かコーヒーが飲みたいです。
〈説明〉
・基本的な文型ですが、34課に単語として登場するだけで、
文型としては導入も練習も用意されていません。
「英語の"or"です」と説明すれば、序盤でも導入できます。
〈導入時期〉
・「ください」を習う4課
・「NとN」を習う5課
・「どこか」「なにか」を習う13課
・「かどうか」を習う40課
〈文例〉
・昨日は日曜日でした。
・昨日は休みじゃありませんでした。
〈説明〉
・4課で動詞の過去が導入されますが、名詞は12課です。
基本的な文型なので、4課で導入してもいいです。
〈導入時期〉
・「ました」を習う4課
〈文例〉
・私たちは中国人です。
・キムさんたちと行きました。
〈説明〉
・みんなの日本語には一部の単語しか導入されていません。
基本的な文型なので、序盤で導入してもいいです。
〈導入時期〉
・「と行きます」を習う5課
・「〜や〜など」を習う10課
〈文例〉
・「おいしいですね。」「そうですね。」
・「また来てくださいね。」
・「会議は10時からですね。」「はい、そうです。」
・「このパンもおいしいですよ。」「そうですか。」
〈説明〉
・みんなの日本語では、4課から「ね」、5課から「よ」が
登場しますが、文型としては扱われていません。
どこかでちゃんと導入した方が良いです。
「ね」:同意を求める場合とその答え
:確認する場合
「よ」:相手が知らない情報を伝える
〈導入時期〉
・形容詞を習う8課
〈文例〉
・電車は新幹線ほど速くないです。
・新幹線ほど電車は速くないです。
〈説明〉
・「より」の反対なので、意味も簡単です。
ただ、序盤で導入するほど重要度は高くないです。
〈導入時期〉
・「より」を習う12課
〈文例〉
・この漢字の読み方が分かりません。
・コピーのし方を教えてください。
〈説明〉
・14課から登場しますが、教科書には文型も練習もありません。
簡単にでも、練習した方がいいです。
「Nします」の動詞は「Nのし方」です。
「NをVます」は「NのVかた」なのも、要注意です。
〈導入時期〉
・「ます形」を使った文型を習う13課
・「てください」を習う14課
〈文例〉
・分かるまで勉強します。
・皆が来るまで待っています。
〈説明〉
・文型も意味も簡単です。
「前に」との違いは説明した方が良いと思います。
〈導入時期〉
・辞書形を習う18課
・「ようになる」を習う36課
〈文例〉
・カメラを買ってもらいたいです。
・カメラを買ってほしいです。
〈説明〉
・24課「てもらう」と13課「ほしい」の応用です。
簡単な練習や紹介程度でもした方がいいです。
〈導入時期〉
・「てあげる/てもらう」を習う24課
〈文例〉
・野菜も食べなさい。
〈説明〉
・子供や学生などへ指示や注意する時の文型です。
命令「食べろ」と依頼「食べて」の中間程度の強さです。
〈導入時期〉
・「命令形」を習う33課
〈文例〉
・母のようになりたいです。
・風邪をひいたような声ですね。
・私の手は雪のように冷たいです。
〈説明〉
・例示や比喩の意味です。
「とおりに」よりも使用頻度が高いです。
〈導入時期〉
・「とおりに」を習う34課
〈文例〉
・私が日本語を勉強するのは、仕事で必要だからです。
〈説明〉
・「ですから」は9課で習いますが、「からです」は習いません。
理由をはっきりと言う場合は、「からです」の方がいいです。
〈導入時期〉
・「の」を習う38課
〈文例〉
・私は寒さに強いです。
・私はお酒に弱いです。
〈説明〉
・「Vやすいです」には動詞を入れますが、
「Nに弱いです」は名詞を入れます。
・「〜に耐性がある/ない」という意味なので、
「〜やすい/にくい」とは若干意味が異なります。
〈導入時期〉
・「〜やすい/にくい」を習う44課
〈文例〉
・母みたいになりたいです。
・風邪をひいたみたいな声ですね。
・私の手は雪みたいに冷たいです。
〈説明〉
・例示や比喩の意味です。「ように」の口語表現です。
44課の会話でいきなり登場しますが、導入はされません。
名詞の場合に「の」がいらない点だけ注意が必要です。
〈導入時期〉
・追加文型「ように」を導入した時
・会話で登場する44課